現状と課題(生活習慣病)

公開日 2013年03月01日

(1)健康管理やメタボリックシンドローム、生活習慣病の早期発見や予防のために健康診断の受診率の向上を図る必要があります。

★健康管理のためには自分の健康状態を知ることが重要です。また、生活習慣病は自覚症状がないまま進行することも多く、早期発見や予防のためにも定期的に健康診断を受ける必要があります。
 平成16年の国民生活基礎調査の結果では、本県の20歳以上の職場健診、市町村健診、学校健診、人間ドック等の受診率は54.7%となっており、全国平均(60.4%)を下回っています。
 また、市町村の住民健診(40歳以上の住民を対象とする基本健康診査)の平成17年度の受診率は28.5%で、全国平均(43.8%)を大きく下回っています。

健診受信率(職場健診+市町村健診+学校健診+人間ドッグ)16年国民生活基礎調査 本県受信率54.7%(全国42位)

 

(2)生活習慣病の発症リスクを高めるメタボリックシンドロームの該当者・予備群は、男性の5人に3人、女性の10人に3人で、全国に比べ高い状況です。特に男性は30歳代から増加しており、若い世代を含めた対策が必要です。

メタボリックシンドローム男女年齢別比較

 

(3)血糖の高い人の割合は増加しており、男性の3人に1人、女性の4人に1人が糖尿病の有病者・予備群となっています。

性別、年齢別高血糖者の割合(平成11年・平成18年)

 

(4)高血圧症の有病者・予備群は男性の3人に2人、女性の5人に3人であり、また、中性脂肪の高い人の割合は男性の3人に1人、女性の5人に1人となっています。

高血圧や、中性脂肪が高いなどの脂質異常のある人は、脳血管疾患や虚血性心疾患などの循環器疾患の発症のリスクが高まります。本県の男性の脳内出血死亡率、男女の急性心筋梗塞死亡率は全国より高く、生活習慣の改善、高血圧の予防と適切な治療の継続が必要です。

脳内出血年齢調整死亡率年次推移

急性心筋梗塞年齢調整死亡率年次推移

 

○目標値

 

*メタボリックシンドローム

目標値(メタボリックシンドローム)

 

*糖尿病

目標値(糖尿病)

 

*循環器病

目標値(循環器病)

 

みんなで行こう健康診断!

 

「健康おきなわ21」メタボリックシンドローム・生活習慣病(糖尿病・循環器病) 「健康おきなわ21」-各分野ごとの取り組み- (2008年3月)

 

5.糖尿病 「健康おきなわ2010」報告書-各論- (2002年1月)

6.循環器病 「健康おきなわ2010」報告書-各論- (2002年1月)

7.がん 「健康おきなわ2010」報告書-各論- (2002年1月)

 

6.糖尿病 「健康おきなわ2010」中間評価報告書-各論- (2006年6月)

7.循環器病 「健康おきなわ2010」中間評価報告書-各論- (2006年6月)

8.がん 「健康おきなわ2010」中間評価報告書-各論- (2006年6月)

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