公開日 2015年09月30日
――:舞台という、とくにお客様と接する機会の多いお仕事だと思いますが、お酒を飲む機会も多いのでは?
仲田: 25歳の時から座長を務めているから、自分の健康管理にはとくに気をつけています。みんなを笑わせて、みんなからパワーをもらって、それが元気につながっ て、75歳になった今でも風邪ひとつひきませんよ。お酒を飲む機会もありますけど、お酒は飲んでも適量を心がけていますよ。
――:若い役者さんたちと健康について話をすることは?
仲田:もちろんですよ。身内が病気をすると、自分のことよりも10倍くらい心配しますから。「若いうちに無茶をすると年をとってから出てくるから、気をつ けなさい。」って、そう言い聞かせていますが、最近は若くして命を落とす人が多いからね。若い役者がなくなるのは、本当に寂しいねぇ。あれはもう、お酒の 飲みすぎも原因と思うよ。
――:沖縄の人はとくに、お酒をよく飲む人が多いですね。
仲田:ほどほどを忘れて、はしご酒をする人が多いでしょ。記憶がなくなるまで飲んだり、夜明けまで飲む人もいて。
――:お酒は飲んでも、飲まれてはいけませんね。
仲田:そうですよ。疲れ直しに飲むこともあるだろうけど、健康のためには飲みすぎはダメよぉ。私は、アメリカやペルー、外国にも芝居で出かけたけど、やっ ぱり沖縄が一番いい。沖縄が大好きで内地から移住する人も増えているでしょ。そんな素晴らしい沖縄には、ずっと長寿県のトップでいて欲しいからね。 健康管理は自分でやらないと、いけないさぁ。
いちまでぃん、ちゃーがんじゅう沖縄! ゆたしく うにげーさびら!
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■情報リンク
○ アルコール健康医学協会
お酒と正しく付き合うための、「適正飲酒10か条」、「飲酒の基礎知識」など。二日酔いの理由や、どうして未成年は飲んではいけないのか、なども紹介。
○ オトーリカード
宮古のオトーリは有名ですね。楽しく飲める反面、量が多くなったり飲酒を強要されたりすることがあります。そこで、宮古保健所ではオトーリを断ることができるよう、「オトーリカード」をつくりました。イエローカードとレッドカードがあります。
○ アルコール依存症について
お酒でトラブルになるほどの飲み方をするときは、依存症になっている可能性があります。
依存症は病気ですので、本人の意思や性格だけの問題ではありません。
保健所で、お酒の心配ごと相談をしています。家族や友人のことなど、一人で悩まず相談しましょう。