サポーターメッセージ 下地勇さん

公開日 2015年09月30日

禁煙を決めた、先輩ミュージシャンの一喝。 タバコをやめると、ご飯が美味い!

―禁煙を続けて、どれくらいになりますか?

下地 2007年の10月からなので、もう1年は経ちますね。実は、以前にも7年ほど禁煙をしていた時期があるんですよ。

―また吸い始めた理由、というのは?

下地 タバコを初めて吸ったのは20歳のときですが、その後25歳で内地に出て32歳までサラリーマン生活を続けました。その7年はずっと禁煙していたん ですが、32歳で沖縄にもどって音楽業界に入ったとたん、まわりがほとんど吸っていた。なんか、自分だけポカンと手持ち無沙汰でいるのもかっこ悪いし。よ うするに、カッコつけるためにまた吸い始めた、という感じですね。

―まわりが吸っていると煙を吸ってしまいますからね、いわゆる受動喫煙というか。

下地 ええ、もともと自分の体質にはタバコがあっていない気がしていたんですよ、両親や家族も吸わないですから。それでも1本吸い始めると、吸っていた頃 の状態に、あっという間に戻ってしまう。ふさがっていた蓋が開いて、そこにニコチンがダーって入ってくるような。それでも家では吸わないように気を遣って いたし、やっぱり吸わないほうがいいのかなぁと、どっちつかずの状態がしばらく続いていました。

―なるほど、そこから今回の禁煙にいたる大きな出来事があったんですね?
下地 全国をまわるライブツアーを終えた、打ち上げの席で起きたんですが。メンバーは僕の他に二人いて、一人は尊敬する有名なミュージシャンなんですが、 その人に言われたんですよ、「タバコはやめたほうがいいぞ」って。彼も昔はかなりのヘビースモーカーだったんですが、タバコを止めてから禁煙室のホテルに 泊まり、車も禁煙車しか乗らないという徹底ぶり。で、タバコをふかしていた僕にむかって「今、目の前でタバコを箱ごとにぎりつぶしてみろ、俺もそうやって タバコを止めたんだ」って。大先輩に言われたら、それは断れないですよ。(笑)

―本当に握りつぶしちゃった!
下地 お酒の力も借りて、つい勢いでやっちゃいました。「よっしゃー」って感じで。そしたら、スタッフやみんなに見られているし、次の日になって吸うのはみっともないでしょ。結局、あの日以来ずっと禁煙しています。

―最近は、ミュージシャンの人でも健康に気を使う人が増えているようですね。
下地 そうですね。でも中には、「俺は最後まで喫煙を続ける!」って豪語する友人もいます。でも、そんな彼もマナーだけはすごい。吸う以上はマナーを守って、「俺は嫌われない喫煙者を目指す!」っていきまいてますよ。(笑)

―禁煙するにこしたことはないですが、喫煙する人も吸わない人への気遣いは大切ですね。ところで、禁煙を続けていて、また吸いたくなったり、何か体調に変化はありましたか?

下地 そうですね、ステージの前の緊張感からつい吸いたくなる時がありますが、そんな時は黒砂糖をなめてます。体調といえば、タバコをやめてからご飯の味が美味しくなったのは驚きですね。

禁煙・分煙で快適に

タバコは多くのがん、呼吸器や心臓・血管の病気などに関与します。
また、他人のタバコの煙を吸ってしまうことを受動喫煙と言い、同様に健康へ影響します。

●女性向けのパンフレットを作成しました。

タバコで、シミやしわが増えます。美容のためにも禁煙しよう。

中部福祉保健所 禁煙・分煙制度のHP

■タバコ依存度をチェックしよう

禁煙することが難しいのは、ニコチンの依存症になってしまっているから。
喫煙している人は、依存度をチェックし、禁煙を考えてみませんか。

■禁煙への新しい手段があります!

禁煙は個人の意思だけでは、難しいこともあります。

今はニコチンガムや、ニコチンパッチ(皮膚からニコチンが徐々に吸収される張り薬)を使った禁煙方法があり、「禁煙したい」意思を、専門家が手助けしています。

■タバコを吸う人も吸わない人も快適な環境を!

公共施設や職場では、受動喫煙を防止するよう努めなければなりません。(健康増進法第25条)。
この法律には罰則規定はありませんが、自分自身も周りの人も快適に過ごせるように、禁煙・分煙に取り組み、健康な環境を作っていきましょう。
県では受動喫煙防止に取り組んでいる飲食店や病院などを応援する「沖縄県禁煙・分煙施設認定制度」を推進しています。

認定施設

認定を希望される施設はこちら(窓口は各保健所健康推進班)

認定を受けた施設を探すにはこちら

上へ